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思う所
2011-02-26 18:55 by 仁伯爵

久々の更新のなってしまったこと、誠に申し訳なく思う。一重に私の不徳のいたすところである。深夜であるが、Twitterでつぶやいていたら140文字からあふれ出す思いがあったので久々にBlogを更新してみようと思った次第だ。前回の記事は会社を辞めた心理について書いたものだったが掲載直後から前所属会社からのアクセスが異常に増えたため問題となるようなことは書いていなかったが、いらぬリスクを回避するため削除した。それからどれくらい経ったか記憶が曖昧なほどに遠い昔の出来事になった。

今日は土曜の夜で正確には日付が変わって日曜だが思いがけず手に入った上質のウィンナーと近所の酒屋で買った地酒が最高にマッチングして気分が良くなってしまった。そして盛大に酔った。一人自宅で。その結果、最近は酒に酔った勢いでTwitterにいろいろをつぶやく。フォロワーの皆様には誠に申し訳ない事と思いつつ許容していただいていることに感謝しきりである。そんな土曜の夜に、一人寂しく自宅でPCに向かいながら酔った私は気づいたら2万円分の書籍をwebで購入していた。私は本が大好きだ。一日中本屋にいてもワクワクして飽きない。そして大量の本を購入してしまう。その結果、自宅には購入したまま読まれていない本が山と積まれている。本を読む速度と、購入する速度があまりにも違いすぎるのだ。購入する速度のほうが圧倒的にハイペースだ。以前読んだ苫米地英人博士の本に平行思考を養う為に2冊同時に本を読むのが良いとの記述があったが習得するまでにはまだまだ時間が掛かりそうだ。実際に1日に10冊以上の本を読むという小飼弾氏にはあこがれる。自分の現状を見つめなおすにあたり読んでいない本は負債であるとの岡田斗司夫氏の言葉を思い出し反省仕切りである。

購入するジャンルは、雑誌、小説、新書、哲学書、数学の参考書、漫画、政治経済の解説本等面白そうな者は何でも御座れだ。こういった立場は人に理解されにくい。なんでも読むだなんて、底が浅く、自分を持っていない奴だというレッテルを張られるからだ。まだ私が学生をしていた頃、どんな音楽を聴くかという話を大学からの帰に友人とした事があった。その類の話は当たり障りの無い話としてよく遭遇すると思うのだが「ジャンルを問わず、何でも聞くよ」と答えたら「R&Bを聞く奴がパンクも聞くなんておかしい」との趣旨の反論をされた。
その友人はSKAが好きで、スカバンドが白黒のストライプの衣装を着るのは人種差別に抗議する意味があるのだと熱心に話してくれた。

しかし、そのようにジャンルのバックボーンの話をするのならそれまでの伝統的な楽譜どおりに作曲者の意図を汲んで演奏し技巧に走り上手な演奏を賛美する事に疑問を持ったのがRockだったはずだ。ただ技術を追い求めることに対し、極端に上手くなくても、魂に訴える音楽がRock&Rollだ。だからあえて音のひずみの大きいギターを用いてさらに音質を落とすためにマイクではなく拡声器を使ったりする。そんな姿が我々の心を掴んで離さない。だとすれば、伝統的音楽(クラシックやバロック音楽)が技巧に走っているのだと知らなければロックは出来ない。ロックしか知らない奴はロックではないのだ。なぜロックがあんなにも魂に直接強く訴えたのか知らない奴がそれに憧れてロックを始めてもダメだ。そういう意味で、ロックンロールは死んだのだ。

だから、そういった経緯を知っていれば技巧に走る伝統的な音楽とロックンロールの両方に共感しても良い。どちらかが正しいなんて事は無い。結局ロックも、ギターの技巧に走る奴が現れてヘビーメタルの流れが出来た。読書も同様に、一ジャンルに偏ってはいけない。興味がわいてきたジャンルはなんでも読むべきだ。その上で、好きなものを選べばよい。読んでいないものに関して語ることはできないのだから。

さらにその上で、好きなものが一つである必要は無い。
パウロ・コエーリョとニーチェと副島隆彦を同時に選好してもよいのだ。

大丈夫だ、何の問題も無い。

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