先日、シーランド公国の伯爵になった。貴族になったのだ。貧乏貴族だ。貴族が貧乏になった没落貴族ではない。貧乏のまま貴族になった。シーランド公国では、BaronとLoadの爵位を販売している。私はLoadを購入し、貴族となった。Baronは男爵だが、Loadは子爵から侯爵まで幅広い貴族の敬称として用いられる。なので、私が購入したのが具体的にどの爵位かというのは明確ではない。Load領地名とすれば伯爵に対する呼び方、Load名前とすれば子爵に対する呼び方になるらしい。
領地を持たない私は、子爵相当になるのではないかと思われるが、シーランド公国は、第二次世界大戦時に海の上に作られた要塞を国として宣言した国なのでもともと領土がない。シーランド公国の貴族は、領地を持たないのが普通である。とすれば、領地がないから子爵という今までの常識は当てはめることが出来ないという解釈も成り立つのではないかと思う。もちろん、この解釈でよいかどうか、シーランド公国の国家元首であるところのロイツ公に確認した訳ではないが、もともと金で買った爵位なので勝手に解釈させていただいて伯爵を名乗ることにした。
公爵や侯爵を名乗るのはずうずうしいような気がしたので勝手な解釈をしている手前、遠慮して伯爵とした。
Noblesse Oblige.
貧乏だが、高貴なるものの義務を果たせるよう、意識して世間を見渡すようにしよう。